TALK#6

 こんにちは💃

ここのところ、声優志望として、「役に自分自身をのせる」ということについて着眼点を置いていろいろ考えを巡らせていました。私はクリエイター側の視点と、「勘」というか「当てずっぽう」でしたが、実はというと、世の役者志望や役者の方は、演技いうたら「自分以外の何かになる」という作業であろう、ということを聞き、ちょっと驚きました。

「役を生きる」といっている人は正直、大抵気持ち悪い役者だった…というの個人的見解も含め、役者ではストイックをなしにして何事も<楽しく>、をモットーとする私。実はですね、プロ声優の場合は、ボイスの録音加工の調整が大変重要になってくる、というのと、本当のところはアフレコなんて全部台無しにして商品になりあがってんだよテメエ💢、という裏事情もあり。

それなら、「役に自分自身をのせる」って、なんや???👼と、我に返りまして。ほとんど勘で思っていたことなので、私の思い過ごしだったら、改めようとも思っていたのです。

何十年もかけて、やっと「役に自分自身をのせるってなんだろう」と考え続けて、思想と実績として考えたいのが本音だったのですが。しかし、声優のプロ。


そんな何十年もプロやってる人なんて、おらん。🐒


女性声優は特に20代でデビューして、20代で使い捨てられる現状。男性声優なら、一度ブームが来たら、30代が一番の旬で40代で終わっていきます。年間30万人の声優志望者を抱え、時期に売れるのはほんの30名程度ではないかと。その中に食い込むには、やはり、実力ではなく、録音機材に優遇されて評価されていくのが重要。アフレコのマイク前の実力は、いらん。芝居じゃない、絵に声を当てていく、誰でもできるお仕事なんです、というベテランの方もいました。アマチュアのほうが、学生のほうが、いくらでも実践してやっている。

それらをすべて踏まえて考えるなら、私もこの声優志望の時点でこの思想についてはさっさと答えを探そう、と思いまして。

「役に自分自身をのせる」って、どうあがいても、録音機材です。どれだけ仕事をしたかの実績になってきます。あんまり「役者とは何か」みたいなことは考えてられないので、簡潔に思うと、どこかしら、声優が演技してることに意味がある、みたいなところなんだと思います。

声優は、本来の裏方的な方向性ではなく、イベントやラジオ、最近はアイドル活動などで売っていくのも多いのが実際です。それをしない人は売れません。そのため、私も悩んでいる。やっぱり自分が好き、自分が特別な存在なんだ、って思うところが声優はいちばんデカいと思います。最近は特に。できないからやってみたのではなく、声優をやりたい人がいちばん声優として大きくなっていく人だと私は信じています。🏂

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