TSURUNE

 こんにちは!👧

観てきました、劇場版「ツルネ」!!

めちゃくちゃ……感動しましたよ……!!いままでほとんど飾りだったはずの部分が、内容に打って変わって、上映中ずっと新しい驚きの連続とキャラクターの魅力が詰まっていました……!!!!!

Free!の完結編後編のスタッフトークでは、最近内容でキャッチコピーを特に意識しているそうなのですが、ここ最近の京都アニメーションの作風は理想的な人の魅力みたいなものを意識してるんですかね?インターネットでちょっと傷ついている人が多そうな昨今の世の中を見ていると、こういうフィクションがあるとわかるだけでも、人間社会の善意の成り立ちを感じます。

今回のツルネはですね、全体の音響と主人公の湊の瞳の描写、それぞれのキャラクターの想い、弓道という一見静かな部活動でありながらも、熱量を感じさせる作画とともに彩られる試合の数々が見どころでした。

オタクアニメではいままでほぼ飾りだった人の魅力といったところが、今回本当に、BLを感じさせるというよりは弓道部を通して繰り広げられる「人間関係」として描かれており、オタクアニメにあるまじきおばあさんの描写の自然さや、キャラクターそれぞれの気持ちが人間性に近いところで作用していて、こだわって作られてました!ラスト付近では、イメージがよくて感じのいいBL(ニヤニヤする変な感じではなく、気持ちが昂るような、爽快感のある男の子同士の友情や愛情っていうんですか)を思わせるところもあって、やっぱり京都アニメーションは日本が誇るアニメーション会社のひとつだー!!と思いました!

京アニのこだわりのある作画演出、本当に凄腕のクリエイター集団…!!

「ロマンチストだね」とか言われてた湊でしたが。私も人のロマンとか…内心、結構重視する性格なので、湊の価値観は本当に友人想いで胸を打たれました。弓道の「早気」を乗り越えて、落ち着いてみんなと試合に臨む姿が印象的。優しい湊くんです。やっぱりこういう人の魅力って、かっこいい!私もそんなふうに理想を求める気持ちを忘れずにいたいです。

人の周りはすべて無価値なのさ…。と思っていた時期が懐かしいです。実は無価値なんだ、と思っていたほうが楽なときもある気はするんですが、やっぱり夢を見ると明るくなれるんですよね。夢の力ってすごく不思議で、つらいことがあっても、本当に元気になれちゃうものなんですね。

実は、今回はお芝居にも興味がいきまして。この作風で制作したものを見ると、なんだか結構いつもの声優さんの演技が単調に聞こえ出してきてまして(このツルネの中の演技も単調には聞こえてます)、この実写映画に引けを取らない形の映画版ツルネを見ていると、声優さんもやっと「お芝居」といわれる領域になるのか!?という感じでした。私としては、いままでのアニメの声優さんの演技は、あんまり演技という演技にも見えず、お芝居でもない感じなので…。

余談では、何故かツルネを観たあとに梅原裕一郎さんの演技を聞くと、「ん!?上手い!?お芝居だったの、コレ!?!?!?」となりました。あの人の声の成り立ちは一体なんなんだ…?なんかの錯覚ですか。

珍しい声ですよね…。特にイケメン声。いい声すぎてちょっとヘンだと思っていたら、まさかの作風でツボ変えるとちゃんとお芝居になってました。

もー、とにかく!映画ツルネは湊をはじめとする弓道部の面々が魅力的でしたよー!!マサさんまで…!!湊のお母さんも、とても優しくていい人でした。湊の優しい性格の理由には、きっとこのお母さんにあったんでしょうね。作画もキャラデザも、演出の凄味。試合の見せ場では私ポロッと涙出ました。映画を凌駕するアニメ映画、ツルネ…。最初の入りにはめちゃくちゃビビりました。作りが本当に大作でした!本当にオタクアニメなの…?なんだか一般向けを思わせるところもありけり。時代にウェイブする京都アニメーション。私も凄腕のウェイブになりたい。(真顔)

どうしても、少女漫画家になりたいんです…。うう、もう芽が出なくて10年以上ですよ。こりゃーだめなのかなあ。


そんでもって、ラストで出てくる二階堂くんをロックオンしました。2期が楽しみすぎます!何なの、あの子…!?まったくのドS顔じゃないの!!キャラデザ見たら結構普通なのに!


映画ツルネ。

「<憧れ>に拒絶された貴方と、<憧れ>になれなかった君と」。初めて聴いたあのツルネが、誰よりも憧れだった。湊とマサさん、そして弓道部員たちの想いが、ずっと心に残る作品です。観たあとは、自分の新しい<理想>に出会っているかもしれません。

みなさんも、気になった方は、是非映画館でご覧になってみてくださいね。

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